2017/09/04(月)19時ごろ、僕は自宅から徒歩3分、一プレイ約1200円の激安風俗へと足を運んだ。
今まで行く機会は無かったが、親に「そろそろ行っておいたら」と唆され久しぶりに予約の電話を入れることとなった。
いつの間に我が家がこんなにも性に関してオープンで寛容になったのかと疑問に思ったが、
性処理の多様化とともに岐阜でもグローバル化が進んでいるのだという結論に至った。
料金分の金まで渡された時は度肝を抜かれた。
自宅から歩いて辿り着いたそこは、一見普通の家屋なのだが中では凄まじいプレイが施行されていると噂のケツ穴場スポット。
受付にカードを渡すと、待っているよう言われ待合室でジャンプを読みふけっていた。
しばらくジャンプに集中していたが、そろそろかと思い受付の方に目を送る私だったが、そこでとんでもない光景を目の当たりにすることになる。
なんと受付の前には子とその父親の姿があるではないか(!)
いくら最近の子供は成長が早いと言っても、まさかここまでとは思いもしなかった。
パチンコ店に訪れ車内に子供を残していき熱中症で問題になるというのはニュースで偶に見かけるが、風俗に子供を連れてくるというのはいささか肛門。
唖然としていると僕の名前が呼ばれる。
心の準備もなにもする暇が無かったので、少し返事が上ずってしまう。
20代前半の雰囲気を醸し出すピンクのナース服のお姉さんに案内され一番奥の部屋(通称:子宮)の診察台に横たわる。
やはり一年も経つと色々システムが変わっているようで、診察台の脇には見かけない器具も多数ある。
棒状で先端がくねくねしているものや、
ピンセット、バキュームのようなもの(流石にそのくらいは口を使ってほしい)まで揃っている。
この風俗店ではまず、口からプレイが始まる。
勿論口臭が酷かったりしたらムードぶち壊しなので、家で満遍なく歯は磨いてきたつもりだ。
先ほど案内してくれたお姉さんが、そのままプレイに移ってくれるようだった。
口を開けるように言われ、素直に開ける。
ピンセットで口内を調べられ、歯の調子などを尋ねられる。
歯の調子といっても特になにも無いので「ハッハッハw」と言って誤魔化す。(歯とかけている)
どうやら特に異常は無かったようだが、前回訪れた際に詰めてもらった白いなにかが少し弱くなっているようで、そこの補強をしてくれるらしい。
正直早く本格的なプレイを始めてほしいが、これも看護師プレイの雰囲気づくりの一環なのだろう。
しかしそう言ってお姉さんは何処かへ行ってしまう。
器具をなにか取りに行ったんだと思い楽にしていると、
なんと院長を連れてきたではないか(なんですかこのオッサンは!?)。
明らかに流れがおかしいので
何か自分がやらかしてしまったのかと考えたが、特に心当たりは無い。
そしてそのまま何をするのかと思えば、
僕の診察台の隣の椅子に座り、プレイを続行し始めた!
なすすべも無く口内を物色されてしまう。
まさか風俗店に来たのにマスクをしたオッサンに口内を弄られている状況に理解が追いつかず、何も言えない僕。
そしてついに器具の方からドリルとバキュームを取り出し、口内を荒らし始めた。
前回詰めたのは一番奥の歯で、性感帯でもないのにそこを執拗に弄られる。
本当にあり得なかったが、その時の僕にはせいぜい嫌な顔をして黙ってプレイを受けているしかなかった。
変な薬を注入され、いよいよ訳が分からなくなってくる。歯の奥に若干違和感を感じるが、歯は頑丈になった気がする。
そのまま放心状態でいると、オッサンが何故か器具を片付け始めた。
まさかこれから本番なのか、というのが頭をよぎり今すぐにでも逃げ出したかった。
逃げ出したい一心でオッサンの隙を伺っていると、オッサンは
「今日はもう終わりです。お疲れ様」
と一声かけて、何処かへ行ってしまった。
終始嫌な顔をしていたので院長も冷めてしまっていたのだろうか
所詮は激安風俗、プレイ時間は30分程だった…
しかも最初のナース服の連中は思わせぶりで何もせず、出てくるのは化け物の女どころか50付近のオッサン。散々な結果だった
しかし心身ともに疲れ切っていたので
ああ、今日はもう終わりか。と歯が少し頑丈になって何故か満足していた僕は、診察台を降り受付へ向かい、会計を済ませる。
店を出て、次はケチらずいっそ1500円くらいの店を予約しようと決意した彼は
そのまま夜の街へと消えた(何もせず帰宅した)