君は気付いているか、この確かな『異変』に
毎月のように新たな一面を魅せる『肛門論』の更新が、死んだかのようにピタリと止まってしまっている事に。
しかし更新が止まる事自体は奇矯でない。
何故ならば更新自体がそもそも不定期であり、気まぐれに執筆されるブログに規律など存在しないからである。
だが君は今、かつてない静寂に恐れ慄いている。常日頃感じていたはずの鼓動(BEAT)、アナルビートは数週間前からその波長が乱れ始め、数日前、完全な無に帰したのである。
BEATの停止と記事の更新の遅延…誰もがこれらに関連性を見出さざるを得ないだろう。
そして君たちは原因が『肛門論』筆者である私にある、と考える。
更に募った不安を解消するべく、揃いも揃ってこう問う、「今月分の肛門論はまだか?」。
「まだか?」ではない。
君自身に、自分がこの時代の最先端を行く肛門研究家であり、少数の精鋭である自覚はあるだろうか。
私は肛門論について、私一人で完成し得る物では決してなく、各々の肛門の確固たる拡張から、終わりが始まると考えている。
肛門について、君は受け身になっていないだろうか。
毎月のように勝手に気づけば更新されていると考えてもらっては困る。
更新を停止したのも、単に私の怠惰や種が尽きた事に原因があるわけではない。
読者の皆には、随意的に、『アナル』との対話、ANAL×BEATの向上について取り組んでもらいたかったのだ。
今月分の肛門論はやがて更新されるだろうが、更新の有無に関わらず、自身の肛門との関係について今一度見直してほしい。
因みにこの空白の期間、私は特に何をするでもなくダラダラしていた。