「大学に通うべきではない人間」だったのかもしれない。
前期、履修していた全ての講義・実験の単位を落とした事が確定した私は察した。
大学を4年で卒業するには適正が要る。
中退・・・
留年よりも先にその二文字が尻の中を駆け巡る。
昨年10月、再履修地獄などに苦しめられ「今週の日記」をアップロードした私だったが、その苦しみからは直ぐに解放された。
大学に行かなければいいというだけの話だったのである。
入学して初めて、やっと、「追い込まれた」のかもしれない。今期は単位を取得できる気がする。
今唯一あの頃から続いているものといえば、アルバイト。オッサンだらけの職場だが、そこにいる間は自分が学生であることを忘れられる。
「私は今労働しているんだ」
日本に生まれて本当に良かった。
労働という正義の下では、自分を俯瞰するもう一人の自分は口を出せない。
私は静かに、次の寿司に手を伸ばし始める・・・
【日記】
暇な時間にやる事は増えた。
シャドウバース、APEX、マリオカート、そしてあのかにビームもハマっている重力四川省…
夢もよく見る
基本的には楽しい夢。精神が安定しているのだろうか?
前期が丸々自粛期間みたいなものだった私にとって、今の自宅での時間は全く苦ではない。
このままあと2年くらいウイルスが蔓延し続ければいいのに・・・そう思ったりさえする。
6月といえば一昨年私が五月病を発症し大学生活が崩壊し始めた月だ。
本当に私は大学を卒業して社会に出られるのだろうか。大学1年の頃は「4年で大学を卒業する」と豪語していた私だったが、今となってはどうだろう。今日も部屋で独り、肛門を弄る私・・・
家事については、自炊、洗濯、風呂全てにおいて実行していない。
2年前から自宅に包丁、フライパンが無いため毎日コンビニやスーパーの弁当、カレーメシ等で食事を済ませている。最近は俺の塩たらこ味にも微妙にハマっている。
衣服については言わずもがな、洗わずに使い回している。冷蔵庫に丸めて放置してある大量の服は処分し、今は冬に実家から持ち帰ってきた4着ほどの服を着たり裏返して着たりして凌いでいる。
しかし現在気候の変化により冬物では厳しくなってきており、下着姿でスーパーに足を運ぶことも少なくない。
風呂についてだが、これは入っていない。シャワーも浴びていない。唯一週に一回頭を洗うことだけは続けている。
ここまで自立し切れていない私だが、その裏には絶対的な"救い"がある。
それこそが、このブログを支えている大人気コンテンツ、肛門論である。
先日ワイドナショーにて紹介されてから多くの反響を呼んだこの新生哲学だが、まだ語り足りない事は沢山ある。
この素晴らしさを共有したい、その一心で始めたこのブログも前回の更新(日記を除く)から約一年経っていた・・・。
私は最後の寿司を口に放り込み、夕暮れの研究所を後にする---