今週の肛門論 番外(センター試験潜入)

謹賀新年、己自身と闘い続ける奇跡の肛門論。

 

新年と共に肛門も開帳させるのが最早恒例となっているANL本社では、今年も元気に163個もの肛門が開かれた。

肛門の研究をしているからか、近隣から汚臭についての苦情が多数寄せられているANLも、これで少しは地域に貢献できたことだろう。

 

今回はつい先日、1/13.14に行われたセンター試験への潜入調査の報告をメインに論を深めていきたいと思う。

私自身2日間で考えが大きく変わった事も多く、非常に有意義な調査となった。

 

 

肛門論とは直接の関係が無いことから番外編としているが、無駄に長くなってしまっているので親の葬式がある人はそちらを優先してほしい。

 

 

大学入試センター試験 潜入調査】

 

(1/13、今日は多くの受験生にとって自らの運命を決定する至要な2日間の幕開けとなる日であると同時に、私を含む、全国で100をも超える肛門潜入調査班の出動日でもある。)

 

AM8:00、ANLを出た私はタクシーで会場へ向かった。この時点で私の任務は開始している訳であるが、会場には既に社会ニ科目受験(恐らく文系)と思われる受験生が緊張した面持ちで肛門を突き出し、試験会場前で列をなしていた。

 

私は潜入班である事を悟られないよう、慌てて最後尾でケツを突き出したのだが、朝余裕もなく本社を出た私のケツからは、大便すらも共に排出されてしまった。

 

沈黙する一同…

 

ひたすらに大便を凝視する受験生達…

 

青い空……………。

 

幾ら自分が仕事で来ているからと言って、他の生徒の邪魔をする事はできない。

速やかに大便を回収し、事なきを得たのであった。

 

 

一通り受験生達のケツを拝見したのち、自分が指定されている教室へと向かう。

やはり18も生きた人間のケツというものは、既に純白を失ったものばかりである。

 

 

 

持ち場に着席し、淡々と試験の準備を進める。ANLからの支給品である筆記具やアナルビーズを机上に並べ、時を待つ。

 

中にはアナルビーズのビーズの個数か何かで注意を受けている生徒もいたが、受験生たる者、事前に受験の手引きは熟読してほしいものである。

直後、私の机上のアナルビーズは何故か没収されてしまったが。

 

 

 

【試験開始】

まず私が受けるのは『地理B』である。

これは多くの理系志望受験生が社会の一科目に選択する物で、私もそれに倣って受験することにした。

試験の内容自体は例年通りの難易度といった感じで、特に目立った傾向の変更は無かった。

 

のちに各所で話題となった『ムーミン』の肛門の個数に関する問いだが、これが6に続く完全数の1つ、「28」である事はあまりにも有名であり、筆者も即答であった。

 

そして試験終了、ここで事件が起こる。

私の2つ後ろの席の男子生徒が鉛筆を止めずひたすらに解答を書き殴っているのである。

 

これには試験官も3人がかりで止めにかかり、男は発狂しながら悶えた。そしてその刹那、更に悶える彼の尻の辺りの衣服の隙間から、ボロボロと暗記要素を仕込んだと思われる紙の巻物がこぼれ落ちているではないか。

 

衣服を脱がされた彼のケツに君臨する無数の肛門には、それらの紙がまだ刺さったままであった。

彼も最初の科目だけあって不安で仕方がなかったのだろう。

センター試験というものは、ここまで人を壊してしまうものなのか…。

 

20人を収容するはずの教室の人口は19人となり、試験は続行された。

 

 

 続いて全国の高校生がガダルカナルタカの次に嫌っている『センター国語』、今年もどこから拾ってきたのか相変わらず糞の周りを糞で固めたような出典朝日新聞な評論と小説が展開されていた。

この状態では『肛門論』が評論に抜擢される日も近いかもしれない(どういう意味?)。

 

 

そして『外国語』、英検一級を所持しているという噂が止まない私は勿論英語を選択するわけだが、全6問中の第5問の長文で事件が発生した。

 

今回の第5問は例年の物語文とは打って変わって、稀に見る日記形式の長文であった。

更にその内容が地球へ調査に来たタコ型宇宙人の日記という完全フィクションの非常に分かりにくいもので、恐らく多くの受験生が戸惑ったことだろう。

 

無論、私の配属された教室の生徒も例外ではなかった。

試験開始から約50分程、第5問に到達したであろう前方の女子生徒が突如発狂しだしてしまったのである…!

 

頭を掻き毟り、大声を出して周囲の人間を殴り倒しまくる女子生徒。

出動した試験官までもが吹き飛ばされる始末で、教室の環境は滅茶苦茶。

 

そんな彼女の出身は、茨城国。内戦の果てに荒れ狂った元日本の土地からはるばるやって来た彼女すらも、センター試験は軽々と壊してしまうのである。

彼女のカバンから不意に、携帯が落ちる。

画面に映っていたのは、母親からと思われるLINEのメッセージ「頑張れ!」の文字。

 

茨城国から脱出する唯一の選択肢であるセンター試験は、茨城国民の希望なのだ。

 

彼女は遂に警備員に取り押さえられ、退場となった。

余りにも残酷な受験生への仕打ちに、残された私達の怒りは収まることを知らなかった。

 

 

 

 

 

衝撃の事件から数十分後、初日最後の科目である『リスニング』の試験が始まった。

 

小型の機械でイヤホンを通じて英会話を聞き取る試験であったが、試験の数日前、耳鼻科で耳を診てもらっていた私には最早敵ではないという心持ちだった。

 

精神を統一し、イヤホンを耳にはめる。

 

緊張することはない、いつも通り集中するだけだ…

しかしそんな私の耳に飛び込んできたのは外人の英会話ではなく、聞き慣れた風の、心拍音と和太鼓の中間のような音のテンポだった。

 

10秒を要せず、それがあの年末の一大イベント、紅白歌合戦で一番多く歌われたと言われる『ANAL BEAT 菅直人Remix』であると気づいた私は、慌てて周囲を見渡した。

 

特に異変に気づいた生徒はいないようだが、最初この教室を訪れた時から随分人数が減ったものだ。

発狂した者、発狂に巻き込まれ負傷した者…今自分が試験を受けられている事自体奇跡のようなものだった。

退場した者達のことを思うと、ANAL BEATについての疑問もどうでもよくなり、私は25問全て適当にマークし、筆を置いた。

(自己採点の結果、50点満点で全て4択のテストをランダムにマークしたこともあって、12.5点ぴったりだった。)

 

 

 

 【Day2】

波乱のDay1を終えた私は、早朝10時から昨日と同じ会場に足を運んだ。

 

教室の人数は最初の20人から半減した10人程で、寂しくも落ち着いた雰囲気。

 

2日目最初の科目、『数学1.A』、数学と言えばセンター試験の中では最も肛門やそれに因んだピザとも関連深い教科である。

 

特に素数虚数は肛門の母とも言える数(?)で、ANL職員としては絶対に一点すらも落とさない科目の1つである。

 

私はその絶対的な自信を掲げ意気揚々と挑むが、第4問の整数の最後でなんか計算ミスをした。

 

続く『数学2.B』はあまり内容を覚えていないので割愛させてもらうが、ガダルカナルタカの大便の色は緑である。

 

 

そして圧倒的暗記科目であるところの『理科②』。生物、化学、物理、地学の中から二科目を選択する方式で、私は無難に『化学』『物理』を取ったのだが、

隣の生徒のマークを盗み見ると『タカ』アンド『トシ』で腰を抜かしてしまった(嘘松)。

 

理系志望にも関わらず理科があまり得意とは言えない私だったが、困った時はクラピカの法則で何とか誤魔化した。

 

 

 

こうして全ての試験を終えた私は非常に清々しい気分で片付けを始めた。初日に没収されたアナルビーズも返却してもらい、さてと席を立ち不意に後ろの席の生徒の顔が目に入ると、

 

そこには私の大親友、「コモン・アナリューク」が座っているではないか。(!)

 

f:id:xatu_poke2521:20180123194434j:image

↑その時のコモン

 

謎の遭遇イベントを前に驚きを隠せずその場で固まっていた私に、コモンは優しく手を差し伸べ、私達は無意識に、熱い握手を交わし、まずはお互いの健闘を讃え抱き合ったのだった。

 

何故生きているのかといった野暮な詮索は置いて、私はコモンといつも通りの世間話をしながら会場を後にしたのだった。

 

 

後日、よくよく考えてみると、あれはコモンではなくただの黒人の一般受験生であった。

 

 

【総括】

運命の大学入試センター試験に潜入したわけだったが、やはり18歳付近の人間には早すぎる精神力を必要とする試験であるということを、発狂した生徒を見て感じた。

 

国公立志望という体で、2月の下旬には二次試験も控えているわけなので、それについても対策を進めていきたいと思う。

 

フェミニストの私にとっては18前後というのは少々ストライクゾーンよりかは老けている印象を受けるが、多種多様な肛門を拝見できたことも、大きな収穫となった。

 

読者の皆も、肛門のシワケアは毎日欠かさずに行おう。

 

 

【肛門最新情報のコーナー】

・意外と、世間一般的に肛門は汚いものとされている。

 

 

 

 

 

 

次回→明日